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ヒト、モノ、カネ、情報。全てに変化が起こる[B-SKET卒業生インタビュー vol.4]

このブログでは現在進行しているアクセラレータープログラム「B-SKET」についてや、採択企業のリアルな声をお届けしたいと思います。

今回は過去、B-SKETに採択された株式会社クラッソーネ 代表取締役 川口哲平氏にインタビューをさせていただきました。

代表取締役 川口哲平氏


サービスについてご紹介いただけますでしょうか?

解体工事を希望する施主と解体工事会社をマッチングするプラットフォーム「くらそうね」をご提供しております。

最短1分で最大10社のおすすめ工事会社を表示する、国内初のサービスです。
複数社の中から適切な工事会社を選択できること、中間マージンは発生しないため工事コストを抑えられることの2点が、大きな特徴です。

本サービスを通じて空き家解体の検討を早期化することによって、社会課題である「空き家問題」の解決や、昨今注目を集めている「住まいの終活」の推進に取り組んでおります。

B-SKET に採択されて得られたことをお聞かせください。

弊社所在地である名古屋では、周囲にスタートアップが少ない環境でした。そのため B-SKET 参加前はスタートアップコミュニティへの関わりが一切なく、情報収集に難がある状況でした。

結果としてスタートアップとスモールビジネスの違いや、スタートアップ特有の価値観など、スタートアップ経営者であれば当たり前に理解しているべき内容についてばどの基礎知識にも理解不足が目立っておりました。

B-SKET を通じて、PSF⇒PMF⇒TTSといった成長のマイルストーンや、資金調達をするときの注意点、チーム作りのポイント(5レンジャー理論)など、様々な点が明確になりました。また経営チームの全員が参加することで、チーム全員の視座が上がり、リスクを取ってでもスピード感のある成長を追える組織になったと思います。

B-SKET 終了後には、初めての資金調達を行いました。その後も、プロダクトはPMFを果たし、順調に事業が成長しています。

B-SKET に参加する前と後では、具体的にどのようなことが変化しましたか?

ヒト、モノ、カネ、情報という4つの分野に分けると、次のような変化がありました。

まずヒトについては、B-SKET 参加前はサービス系の人材に偏っており、5レンジャーの中の半数しか揃っていない状況でした。B-SKET 参加後は、開発・マーケティング・デザインの人材が加わり、5レンジャー全てが揃いました。

次にモノについてです。B-SKET 参加前は解体工事会社の比較サイトを運営していましたが、オペレーターが中心となってサービス提供を行う労働集約モデルであり、プロダクトと呼べるものは存在しませんでした。B-SKET 参加後は、解体工事のマッチングプラットフォームをローンチできました。現在は、施主と工事会社がUIを通じてスムーズなやり取りができるようになっています。

続いてカネについては、B-SKET 参加前は会社設立時の資本金とデットファイナンスのみで事業を運営しており、エクイティを調達したことはありませんでした。B-SKET 参加後は、VC 3社から1.5億円の資金調達を行うことに成功しました。

最後に情報についてです。B-SKET 参加前は、スタートアップが成長する上でのマイルストーン設計ができておらず、事業をPL視点のみで見ていました。そのため、どのタイミングで何に投資するべきかが不明瞭な状況でした。B-SKET 参加後はマイルストーン設計が明確になったため、投資家への資金用途の説明や、社内での意思決定が戦略的かつスムーズになりました。

ベストセッション(外部メンター)をお選びいただけますでしょうか?

Repro株式会社 代表取締役 平田祐介さんです。事業が成長する中で、CEOが抱える葛藤と決断の歴史を実体験に沿って語っていただき、学びを得ることができました。

スタートアップの HardThings は、本などで読むことはできますが、実際にそれらを乗り越えて事業成長を達成されている経営者の口から直接お話を伺えるのは、とても貴重な体験です。自分の体験とも照らし合わせて、「似たようなことがあったな」「次のフェーズではそのようなことも起きるのか」というような感想を持ちながらセッションに参加できました。

本来であれば部外者に話すのが嫌な内容もあったと思いますが、参加者の成長のために敢えて体験をお話しいただけたことに対して、大変感謝しています。

またセッション後に個別に時間を取っていただき、会社見学や相談の機会を設けていただきました。おかげで、シリーズA以降の会社が成長した姿をイメージすることができました。

どのような企業へ B-SKET をおすすめしますか?

シード期のスタートアップならどんな企業でも向いていると思いますが、特に地方のスタートアップ企業におすすめです。

東京にオフィスを構えてから感じたのですが、東京と地方ではスタートアップの量と質に大きな差がありますし、それを取り巻くエコシステムの状況も全く異なります。もちろん一部盛り上がっている地方はありますが、それでも東京との格差はまだ大きいと考えています。

プロダクト、ファイナンス、マーケティング、HR などの様々な分野において、東京のスタートアップコミュニティ内では当たり前に議論されている常識が地方では知られておらず、多くの地方スタートアップが成長の機会を逃しています。

「想いはあるけど知恵が足りない」「スタートアップならではの考え方を学び、事業をスケールさせたい」「業界にインパクトの残せる大きなサービスを作りたい」「書籍からでは学べない生の知識が欲しい」という地方スタートアップの方にとって、 B-SKET への参加は絶好の成長機会になると思います。

B-SKET にて、印象深かった出来事をお聞かせください。

メンターの皆様が、B-SKET に真剣に取り組んでいただいていたことが非常に印象的でした。田所さんは度重なる 1 on 1 の中で膨大な知恵を共有してくださいましたし、外部メンターの皆様もご自身の失敗談や成功談を赤裸々に語っていただき、「限られた期間の中でスタートアップの成長加速を手伝いたい」と思ってくださっていることがしっかりと伝わりました。

また、同期の参加者全員がプログラムに真剣に取り組む姿も印象的でした。業種は違っても、スタートアップとして成長するためのポイントは共通していることが多く、彼らがメンター陣とディスカッションする内容を耳にしながら「自分達だったらどうだろうか?」と度々自社を顧みていました。

今の成長軌道に乗れたのは、B-SKET を通じてチームが成長したことが大きなきっかけだと感じています。

B-SKETとは何か

2018年に始まったSaaS領域スタートアップ向けのアクセラレータープログラムです。 実践的なメンタリング/事業開発サポートを通じて、事業価値を最大限に高めることを目的として採択企業にメンタリングやセッション (メンターによる講義)を通じて提供します。 今回で4回目となるB-SKET(B-SKET Batch 4)、採択企業5社(※1)は約16週間の中で合計24個のセッションを受け、事業価値の最大化に臨みます。

(※1)採択企業5社:LiveYourDreams株式会社・Engo株式会社・株式会社STANDS・パートナーサクセス株式会社・株式会社batton

10/2(金)にDemo Dayを開催

採択企業5社が10/2(金) 19:00より開催のDemo Dayにて成果発表を行います。そして、その観覧者の募集を先日開始させて頂きました!


B-SKETdemo参加申し込みはこちらから

最後までお読みいただき、ありがとうございました。