他のアクセラレータやイベントに連続採択される流れも作れました[B-SKET卒業生インタビュー vol.10]
このブログでは現在進行しているアクセラレータープログラム「B-SKET」についてや、採択企業のリアルな声をお届けしたいと思います。
今回は過去、B-SKETに採択された株式会社ジオクリエイツ 代表取締役 本田司氏にインタビューをさせていただきました。
代表取締役 本田司氏
サービスについてご紹介いただけますでしょうか?
空間体験価値を定量化できる VR 用 SaaS「ToPolog(トポログ)」をご提供しています。
弊社には、国内外の様々なインテリアや建築や都市のプロジェクトでの関与実績があるため、設計者・事業主・エンドユーザー間の課題を的確に捉えることができます。それらの課題解決のために、設計検討 VR や現地調査 VR から、視線や脳波を、実測や推定し、カスタマージャーニーマップの様に空間体験を定量化・デザイン可能にします。
例えば、分かり易いサイン配置、リラックスできる家具配置、購買意欲の高まる売場レイアウトなど、目的に併せて空間体験をデザイン・AI 化します。
B-SKET に採択されて得られたことをお聞かせください。
SaaS ビジネスの進め方のノウハウを得ることができました。また、スタートアップ界隈のネットワークをつくることができたことや、弊社の現在地を正しく把握できたことも大きかったと感じています。
さらにB-SKET 参加後は、メンバー各位がアクセラレータプログラムやイベントへの取り組み方に慣れたことで、連続採択される流れも作れました。
B-SKET に参加する前と後では、具体的にどのようなことが変化しましたか?
B-SKET 参加後は、SaaS のビジネスモデルの理解が深まりました。また、ミッション・ビジョン・バリューを明確化できたことで、ビジネスとしてまとまりができました。
経営陣だけでなく、チーム内全体の視座が向上した点も非常に大きな変化だと考えています。特に俯瞰的に SaaS スタートアップのロードマップが分かったことで、各自が自走できる力を身に付けることができました。
ベストセッション(外部メンター)をお選びいただけますでしょうか?
お一人を決めることはできません!こんな酷な質問考えられたのはどなたでしょうか(笑)!
メンターの皆さんから、しっかりと内容が吟味された俯瞰的なお話から裏話まで、非常に有用なお話・率直なコメントを頂けたと思っています。
どのような企業へ B-SKET をおすすめしますか?
SaaS のメンターがいなくて困っている企業や、SaaS のチームビルディングに悩みのある企業におすすめです。また、プロダクトのユーザーが数社でも具体的に見つかっている、プロダクトが一定のラインまで完成して PMF を目指して動いている、という企業も、その先の方向性を指南してもらえるため非常におすすめです。
また、売れてからしっかり作ることもできる必要はありますが、田所さんが連呼する「作る前に売れ」がしっかり達成できるチームは、B-SKET へ参加することで成長スピードがより加速するでしょう。
B-SKET が他のアクセラレータと異なる点はどこだとお考えでしょうか?
メンター陣からのメンタリングも田所さんの個別メンタリングも、非常に実践的である点です。特にメンターの方の業種が多種多様であることは、大きな魅力と言えます。
B-SKET は B to B SaaS にフォーカスしています。そのため、同期や OB の中に既に事業を長く展開している企業や新しい着眼で起業仕立ての企業、業歴やメンバーの年齢層が多岐に渡っていることも大きいと感じます。年齢や経歴などを含め、様々な価値観や想いを持つ同期や OB に出会えたことで、より視野が広がりました。
B-SKET にて、印象深かった出来事をお聞かせください。
まずは、初日に先輩スタートアップと話したことです。先輩スタートアップたちもこれは伝えなければと考えてのアクションであろうと、時間を割いて頂いた意味を非常に重く受け止めました。初日以外でも、様々な経験談、とくに裏話をたくさんお話してくださいました。
また、多種多様なメンターの方々が集まってアットホームとも呼べる雰囲気の中、「参加チームを評価する」という目線で接していただけたことです。メンターのみなさんの本気度が参加者たちに伝わり、より一層、密度の濃い期間を過ごしたと思っています。
特に、メンタリングの内容を受けて社内メンバー各自で意見を出し合い、事業・プロダクトを伸ばすために本気でディスカッションした時間は、弊社の成長にとって大きな糧となっています。
B-SKETとは何か
2018年に始まったSaaS領域スタートアップ向けのアクセラレータープログラムです。 実践的なメンタリング/事業開発サポートを通じて、事業価値を最大限に高めることを目的として採択企業にメンタリングやセッション (メンターによる講義)を通じて提供します。 今回で4回目となるB-SKET(B-SKET Batch 4)、採択企業5社(※1)は約16週間の中で合計24個のセッションを受け、事業価値の最大化に臨みます。
(※1)採択企業5社:LiveYourDreams株式会社・Engo株式会社・株式会社STANDS・パートナーサクセス株式会社・株式会社batton
2021/6/4(金)にDemo Dayを開催
採択企業5社が2021/6/4(金) 19:00より開催のDemo Dayにて成果発表を行います。そして、その観覧者の募集を先日開始させて頂きました!
B-SKETdemo参加申し込みはこちらから
最後までお読みいただき、ありがとうございました。